2017.12.14

日本GPリポート 【F1 2017】


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  • パワーが大きくものをいう鈴鹿で、またも彼らは傑出した強さを示し、ルノー・エンジンの性能を証明してくれました


    鈴鹿サーキットで開催された日本GPにおいて、ドライバーのジョリオン・パーマーは力強い走りでポジションを6つ上げ、12位でフィニッシュ。ルノー・スポールF1チームから挑む最後のレースで有終の美を飾りました。ニコ・ヒュルケンベルグも一時は5番手まで追い上げる健闘を示しましたが、DRS(追い越しの際に使用する空力に関するパーツ)のメカニズムにトラブルが発生し、リタイアに追い込まれました。


  •  ●黄色にペイントされた新品のソフトタイヤ(5段階ある柔らかさのうち3番目に柔らかいタイヤ)を装着して11番グリッドからスタートしたニコは、38周目にピットイン。ここで新品のスーパーソフトタイヤ(同2番目に柔らかいタイヤ)に履き替えました。

    ●ジョリオンは新品のソフトタイヤを履いて18番グリッドからスタート。39周目にピットストップを行い、新しいスーパーソフトタイヤに交換しました。

 

 

 

 

 

 

 

  • ニコ・ヒュルケンベルグ(#27、R.S.17-04 スタート:11番グリッド、決勝:リタイア)
    「今日はたくさんポイントを獲得できそうだったので、とても残念です。最後のスティント(新しいタイヤで走行するレースの区切り)にはスーパーソフトタイヤを装着して臨みました。ピットストップを終えるとすぐにトロロッソをオーバーテイク(追い抜き)し、続いてハース(ハース・チーム)に襲いかかろうとしていました。不運にも、ここでDRSに用いられている小さな金属部品が壊れ、が開いたままの状態になってしまいます。おかげで絶好のチャンスを取り逃しましたが、チームは部品が壊れた原因を調査してくれるでしょう。僕たちは、ここから体勢を立て直して反撃に転じると信じています。今日の走りには満足しているので、残る4レースではたくさんの戦果を挙げられるはずです」

    ジョリオン・パーマー(#30、R.S.17-03 スタート:18番グリッド、決勝:12位)
    「僕たちは“最後のレース”を力強く戦い抜きました。後方のグリッドからのスタートでしたが、あと1周あれば10位でフィニッシュできたはずです。苦しいシーズンでしたが、チームと僕は多くのことを成し遂げました。僕は、体制が一新された当初からこのチームに在籍してきて、長い道のりを歩み、多くの喜びを得てきました。今後、チームが活躍することをお祈り申し上げます」

    シリル・アビテブール マネージングディレクター
    「今日はジョリオンとともに戦う最後のレースとなりました。ペナルティのため後方のグリッドから追い上げる苦しい戦いになりましたが、優れた戦略と力強い走りのおかげでポジションを6つ上げ、12位でフィニッシュできました。この結果は、彼のプロフェッショナリズムを証明するとともに、チームに対する彼の思いを示すものといえます。これはまた、ルノー・ファミリーへの惜別の情を感じさせるものでもありました。ジョリオンの今後の成功を心から祈ります。好スタートを決めるとともに、効果的な戦略を駆使したニコも力強くレースを戦っていました。残念ながら、順調に追い上げていたニコはピットストップの直後にリタイアに追い込まれます。信頼性に足を引っ張られている今シーズンの状況は不満が募るものです。結果的に、ここ数戦はポイントを獲得できませんでした。私たちはコンストラクターズ・チャンピオンシップ(チーム選手権)で接戦を繰り広げており、過去4戦では最大限の結果を引き出す必要がありました。オースティンまでに体制を立て直し、新たな気持ちでレースを戦うことになるでしょう」
    「2台が揃って表彰台を獲得したレッドブルには祝福の言葉を贈ります。パワーが大きくものをいう鈴鹿で、またも彼らは傑出した強さを示し、ルノー・エンジンの性能を証明してくれました」

 

 

 

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