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• RENAULT PRESSE #054, JUN, 2016　Words=Shota Kato

• フランス各地の風景をボディカラーで表現した「ルノー カングー ペイザージュ」。
  シリーズ第4弾はフランスとスペインにまたがる魅惑の地、バスク。

• 　ルノーファンの皆さん、ボンジュール！早いもので6月に入り、梅雨の訪れとともに夏の足音を感じています。ドライブをもっと楽しみたい季節に向けて、今回は「ルノー カングー」の限定シリーズ、「ルノー カングー ペイザージュ」のニューモデルをご紹介します。
  　カングー ペイザージュはフランスの象徴的な風景（フランス語：Paysage）をモチーフにしたモデルです。シリーズ第1弾はシャンパーニュをイメージした菜の花の黄色、ブドウの葉の緑色、鮮やかな青色の3色。プロヴァンス地方から着想を得た第2弾は、ボディカラーに印象的な家並みを彩るオレンジ色をセレクト。そして第3弾では、入り組んだ海岸線と険しい崖が力強い景観を織り成すブルターニュ地方を、奥深い青色、爽やかなエメラルドグリーン、可憐な紫色で表現しました。
  　第4弾となるカングー ペイザージュ、そのモチーフとなったのはバスク地方です。フランス西部の壮大なピレネー山脈の両麓に位置してビスケー湾に面し、フランスとスペインの両国にまたがるバスク地方は、ヨーロッパの中でも独自の文化と言語を持つ地域として知られています。　

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  バスクの州旗にあたるイクリニャ。

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  カラフルなエクステリアに対して、インテリアはブラックをベースにしたモノトーン調。
  エクステリアとインテリアカラーのコントラストもカングー ペイザージュの特徴。

• 　バスクを語る上で、第一に挙げられるのは建築です。バスク地方の建物は白い外壁をベースに赤や緑に塗られた素朴な木組みのバスク建築。緑と水に恵まれたバスクは港町、リゾート、農村など様々なランドスケープを持つことで知られていますが、どこを訪れても、このバスク建築が目に飛び込んできます。そんなバスク地方を象徴する赤と緑を今回のイメージカラーに選びました。上質なルージュ パボ M（赤色）はバスクに住む人々の情熱を、フレッシュなヴェール シトロン M（緑色）は豊かな自然を表しています。ちなみに、赤と緑はバスクの州旗にあたるイクリニャの配色にも掛かっているんですよ。

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  可倒式助手席。簡単操作でリアシートだけでなく、助手席までもラクに倒すことができる。

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  運転席と助手席の背面に、カップホルダー付き フロントシート バックテーブルとポケットを標準装備。

• 　緑と水の豊かな自然風景を持つバスク、その代表的な産業はやはり農業と漁業です。内陸部はトウモロコシの伝統的な産地であり、沿岸部は豊富な魚介類が収穫されることで知られています。食文化としては日本でもファンの多いバスク料理もバスクを語る上で外せません。代表的なフィンガーフードのピンチョスをはじめ、カツオとジャガイモを煮込んだマルミタコ、子羊の煮込みなど、フランスとスペインの国境をまたがるエリア独自の食文化が発達しています。また漁業つながりでいえば、バスクの漁師が作業着としていたバスクシャツも、日本でお馴染みのバスク由来のものです。ボーダータイプのものはパブロ・ピカソが愛用していたことで、世界的に有名になりました。
  　一方で、日本ではほとんど知られていないバスクの一面をご紹介すると、それはスポーツだと思います。バスクには、プロットという伝統的なスポーツがあります。私も幼い頃にバスクを訪れてその存在を知ったのですが、プロットはラクロスやスカッシュのような球技です。細長い籠をラケットのように使い、プロットというボールを壁に打ち合います。日本では馴染みのない球技ですが、なんと国際大会もあるんですよ。

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  テーマカラーは赤と緑の2色。ルージュ パボ Mはバスクに住む人々の情熱を、
  ヴェール シトロン Mは豊かな自然を表している。

• 　フランスとスペインを横断するバスクは、海と山どちらも楽しめる夏のドライブに最適な地域。だからこそ、ルノーファンの皆さんにはこれからの時期に楽しんでいただきたいのです。今回のカングー ペイザージュはAT・MTモデルを合わせて限定200台の販売となります。価格はゼンと同じくAT車241万5,000円＊、MT車247万円＊です。シートバックテーブル、可倒式の助手席、プライバシーガラスが装備され、フロントバンパー開口部とミラーはシルバーの特別塗装に。バスクの鮮やかな景色をまとった特別な1台で、ルノーライフに彩りを添えてみてください。

　^＊メーカー希望小売価格、消費税含む

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※掲載情報は2016年6月時点のものです。