メガーヌ ルノー・スポールのフロントマスク。
それは、極限まで追求されたパフォーマンスと最新テクノロジーの表現にほかならない。
スポーツカーだけに許される特権的な感動は、このクルマの強烈な個性の主張に目を見張ることから始まる。
ルノー・スポールの象徴であるF1タイプのエアインテークブレード。
それを一段と際立たせるのは、6個の LEDを横一列に構成したポジションランプ。
そして、フェンダーからフロントサイドへの力感にあふれるフォルム。
この完成されたボディに、オプションとして用意されたレッドラインを
フロントエアインテークからエアロダイナミックサイドモール、
さらにはリアディフューザーにまとえば、
目の前を走り抜ける、流れるようなサイドビューも一段と際立つことだろう。

メガーヌ ルノー・スポールのリアビュー。
まず目を引くのが、クロムメッキのセンターエキゾースト。
また、リアディフューザーとともに空力性能の追求から生み出されたルノー・スポール専用のリアスポイラーは、
新しい機能美でさらにスポーツマインドを刺激する。
隆起する筋肉のような量感にあふれたショルダーをしっかりと受け止める、
精悍な表情の18インチマットブラックアロイホイールの足元。
スマートなキャビンと張り出したホイールハウスの鮮やかなコントラストがスポーツカーとしての
揺るぎない存在感を印象づける。走り去る後ろ姿に誰もが思わずため息をもらす、
その一瞬の美しい残像もルノー・スポールのスタイル。

2011年6月17日、ニュルブルクリンク北コースにおける量産FF車最速＊1ラップ、8分7秒97。
メガーヌ ルノー・スポールは、この輝かしい記録を打ち立てたメガーヌ ルノー・スポール トロフィーのスペックを
そのまま受け継いだ。2.0Lターボエンジンの実力は、250psから265psへ、340N・mから360N・mへと高められ、
スポーツカーがもたらす感動の領域はさらに広げられた。
そこには、世界中のサーキットを走るルノー・スポールの経験と技術の積み重ねが脈打っている。
動力性能のピークは、幅広い回転域でたやすく手にすることが可能となり、パワーウェイトレシオ 5.4kg/psの
驚異的なハイレスポンスが楽しめる。シフトストロークの短い6速マニュアルギアボックスが、
心地よいエンジンサウンドとともに最高のドライビングプレジャーをもたらすことだろう。
0 - 100km/h 加速は6.0秒＊2、0 - 1,000mタイムは25.4秒＊2。＊1 ： 2012年6月時点 ＊2： メーカー測定値

リアルスポーツカーを思いのままに操る歓び。
メガーヌ ルノー・スポールがドライバーに約束する興奮は、高次元の安全性に支えられた深い安心感とともに、
ステアリングを握る指先からブレーキをアクセルペダルに踏み替える足先まで駆け巡る。
わくわくするスリルとともに、正確さとハイパフォーマンスをしっかりとドライバーに伝える、
低いシートポジションと広いトレッド。
メガーヌ ルノー・スポールがシャシーカップと呼ぶ専用サスペンションとステアリングのセッティングは、
快適性とハンドリングの楽しさをともに満足させることだろう。
卓越したロードホールディングと最適なトラクションを確保するESPは、さらにダイナミックでダイレクトな
走行を求める状況ではカットオフが可能。
Brembo製ブレーキ（340mmフロントディスク）は爆発的な加速性能にふさわしい制動力を発揮する。
シャシーカップはLSD（リミテッドスリップデファレンシャル）標準設定。
さらに、車両の走行状態が随時チェックできる、R.S.モニターを標準装備。
パワー、トルクなどのメカニカル情報と加速G、LAPタイム、0 - 100km/h などのパフォーマンス情報をディスプレイに表示する。

スポーティであることと快適であることは相反するか? 答えはノン。
メガーヌ ルノー・スポールのインテリアは、ドライビングプレジャーのためのこの２つ要件をあわせ持ち、
サーキットにおいても、デイリーユースにおいてもハイレベルの快適性を提供する。
キャビンのスタイル、クオリティそしてエルゴノミクスは、
シートバックに刻まれたルノー・スポールの理想を具現化したものだ。
さらに、パフォーマンスを向上させるためにレカロバケットシートは標準装備となる。
フルグレインレザーステアリングホイールにはレースカーを思わせるセンターポイントステッチを施した。
つねに前方視界に注意を集中できるよう、タコメーターは瞬時に認識できるホワイトの盤面を採用している。
スピードメーターももちろんアナログ表示。
最後に、正統なスポーツカーでは当然とされるアルミ製のペダルとフットレストを用意した。
そう、レーシングスタイルである。