

彼が「The Cycle of Life」で描いたのは、「恋に落ちて、冒険に出る。そして、家族となり、働き、遊び、やがて知恵を得る」という人の生涯。そこにはいきいきとした人の営みが、色とりどりの花びらに表現されている。
また、「The Cycle of Life」に沿ったコンセプトを具現化する際に、「simple」「sensual」「warm」という3つのキーワードを軸に据え、人の生活に寄り添う、ルノーらしいデザインが生み出されている。


彼が初めて手がけたプロジェクトとして、2010年のパリ・モーターショーで発表された「DeZir」では、「The Cycle of Life」のうち「恋に落ちる」様が描かれている。
大胆な曲線で描かれた躍動的なシルエットと情熱的な赤は、エモーショナルなデザインに対するルノーの決意表明であり、新しいルノーのはじまりを告げるものだ。


2010年の「DeZir」に続き、恋に落ちたふたりが冒険に出かける瞬間をテーマにしたクロスオーバー「CAPTUR(2011年)」、家族が揃って楽しみ、かつスポ−ティさを備えたミニバン「R-SPACE(2011年)」、仕事に求められる機能と現代的なスタイルを高次に融合させた「FRENDZY(2011年)」というコンセプトカーが既に発表されており、新たなモデルへのさらなる展開が期待される。