2017.03.02

RENAULT PRESSE #62  WHAT’S NEW:マルセイユの海をイメージした深いブルーのカングー クルール、誕生

  • RENAULT PRESSE #062, MAR, 2017 Words=Tatsuya Otani
  • カングーをキャンバスに見立てて
    色とりどりのボディカラーにペイントした限定モデル、クルール。

    今回は地中海の港町に豊かな恵みをもたらすブルー マルセイユの「ルノー カングー クルール」が登場します。
  •  ルノーファンの皆さん、ボンジュール!厳しかった冬の寒さも少しずつ和らいできましたね。冬のドライブはどんな思い出をつくれましたか?今日は新たに発売される「ルノー カングー」の限定車、「ルノー カングー クルール」をご紹介します。

  •  ご好評をいただいているカングーの限定モデル、カングー クルールは、フランスの自然、建築、文化などをテーマとし、それを初採用のカラーで表現していることは皆さんもご存知のとおりです。現在ルノーのボディカラーラインアップは約80色。ひとえにボディカラーといっても、色のニュアンスを決め、その耐久性などを確認する開発作業を設けています。そうした工程をかけることによって、一つひとつの塗料を丁寧に作り上げているのです。

  •  日本向けのカングーは1997年のデビュー以来、フランスとベルギーの国境に近いモブージュ工場で生産されています。ここでは毎年およそ10万台のカングーが生み出されますが、このうち日本にやってくるのは2,000台ほど。さらにクルールは30台から100台程度に限られます。カングー全体から見ればごくわずかな数に過ぎませんが、それでもモブージュ工場の皆さんはルノー・ジャポンがオーダーする新しいボディカラーを楽しみにしてくれています。つまり、そうした人々の情熱に支えられてカングー クルールは誕生するのです。

  •  このたびご紹介する新しいカングー クルールのボディカラーはブルー マルセイユ。カングー以外の車種では過去に実績のあるカラーですが、カングーでは初となります。マルセイユはフランス第3の都市であると同時に、同国最大の貿易港を持つ港町としても広く知られています。この街の目の前に広がる海の深い青をイメージして誕生したのがブルー マルセイユなのです。

  •  新しいカングー クルールの開発に先立って、私は調査のためにマルセイユを訪ねました。このとき最初に足を運んだのは世界遺産にもなっているユニテ・ダビタシオン。建築家ル・コルビュジエの作品として有名ですが、この街にはほかにもヨーロッパ・地中海文明博物館(MuCEM)など、美しい建築物がいくつもあります。港町というと荒々しいイメージがあるかもしれませんが、マルセイユは文化的で落ち着いた側面もある街なのです。

  •  そうした奥深い文化を支え、様々な豊かさの源となっているのがマルセイユの前に広がる地中海です。この一帯の海岸沿いに砂浜はあまりなく、浜辺は白いゴロゴロとした砂利が中心。
    このため海の色もターコイズのように緑かかったものとは異なり、藍色といってもいいほど深い青に覆われています。私はマルセイユの海を見ると、喧噪に包まれたリゾート地の海ではなく、静かに落ち着いた海を思い起こします。その深い青の色はマルセイユという文化的な街のイメージとも重なります。

  •  今回は、そんなマルセイユの海の青にインスパイアされたブルー マルセイユのクルールをお届けします。グレードはゼンがベース。ただしフロントバンパーはブラックとなります。エンジンは1.2Lターボ、トランスミッションは6MTとEDC(エフィシエント デュアル クラッチ)の2種類をラインアップ。販売台数は全国限定で6MTが30台、EDCが70台、価格は6MTが2,470,000円*、EDCが2,590,000円*となります。

  •  マルセイユの深い海の青に彩られた特別なカングーを、ぜひお近くのルノー・ディーラーでお確かめください。

※掲載情報は2017年3月時点のものです。

*写真は欧州仕様車です

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