2016.04.05

バーレーンGPリポート



ルノー・スポールF1チームはガルフ・エア・バーレン・グランプリに挑み、ケヴィン・マグヌッセンは11位で完走、いっぽうのジョリオン・パーマーは決勝レースに出走できませんでした。

金曜日のプラクティス中に違反したことでピットレーンからのスタートとなったケヴィンは、決勝レースで果敢に追い上げ、入賞まであと一歩に迫るポジションでフィニッシュしました。いっぽうのジョリオンは、油圧系トラブルの発生が疑われたため、フォーメーションラップを走り終えたところでピットにマシンを戻しました。

●ピレリの新しいソフト・コンパウンドを装着してピットレーンからスタートしたケヴィンは、12周目、24周目、そして38周目にピットストップを行い、いずれも新品のスーパーソフト・タイヤに交換してコースに復帰しました。
●19番グリッドからフォーメーションラップに臨んだとき、ジョリオンは新品のスーパーソフト・タイヤを装着していました。

ケヴィン・マグネッセン(#20、R.S.16-2:予選19位、決勝11位)
「ピットレーンから挑むレースでは必ず戦略が重要となりますが、そのいっぽうでコース上で追い上げる楽しみもあり、今日はマシンが持つ力をフルに出し切って戦うことができました。レースでは入賞にあと一歩というところまで迫りました。もしもペナルティが科せられていなかったらと思うと残念でなりません。いずれにしても、この週末、チームは素晴らしい仕事をしてくれましたし、一丸となってマシンのパフォーマンスを引き出せたことには本当に勇気づけられました。ルノーの素晴らしいサポートを含め、チームのパフォーマンスは今後さらに上向きになることが期待されます。笑顔が自然と浮かんでしまうのは、それなりの理由があるからです。一生懸命頑張っている限り、その見返りは必ず手に入るはずでしょう」

ジョリオン・パーマー(#30、R.S.16-1:19番グリッド、決勝リタイア)
「開幕戦を終え、今日もレースに挑めることを楽しみにしていましたが、残念ながらフォーメーションラップを走っただけで僕の戦いは終わってしまいました。メルボルンでは力強く戦うことができたので、今日も追い上げられると期待していました。最終コーナーに差し掛かるまで、マシンには何の異状もありませんでしたが、そこから真っ直ぐピットレーンを目指さなければなりませんでした。油圧系トラブルのように思えましたが、何が起きたのかをチームとともに検証しなければいけません。レースにはこのようなトラブルがつきものですが、いまは早く中国GPを戦いたい気持ちでいっぱいです」

フレデリック・ヴァスール:レーシングディレクター
「バーレーンで迎えた週末はチャレンジングなものでしたが、今日もまた初入賞の目前まで迫ることができました。ピットレーンからのスタートにもかかわらず、ケヴィンは懸命に追い上げて11位でフィニッシュしました。ポイント獲得は手を伸ばせば届くところにありましたが、私たちをまるでじらすかのように、その状態はレースのフィニッシュまで続きました。ジョリオンの身に降りかかったことは本当に残念です。フォーメーションラップが終わったところで彼はピットレーンに戻ってこなければならなくなり、決勝レースにスタートできませんでした。これは本当にフラストレーションが募る状態で、今後、何が起きたかを徹底的に調査する予定です」



 

 

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