2016.05.24
ロシアGPリポート
5月1日、ソチ・アウトドローモで開催されたロシア・グランプリにおいて、ケヴィン・マグヌッセンは力強く、そして決然とした走りを見せて7位入賞を果たし、ルノー・スポールF1チームに今シーズン初のポイントをもたらしました。ジョリオン・パーマーはグリッドポジションから5つも順位を上げてフィニッシュしましたが、惜しくも入賞には手が届きませんでした。
●ピレリの新しいスーパーソフト・タイヤを装着し、17番グリッドからスタートしたケヴィンは、16周目にソフト・タイヤへの交換を行ないました。
●ジョリオンは新しいスーパーソフト・タイヤを装着して18番グリッドからスタート。14周目には新品のソフト・タイヤに履き替えてフィニッシュまで走りきりました。
ケヴィン・マグヌッセン(#20、R.S.16-2:予選17位、決勝7位)
「今シーズン、チームの誰もが懸命に働いてきたことを知っていたので、初ポイントが獲得できて最高の気分です。抜群のスタートを決めたものの、僕の直前でスピンがあったため、1コーナーではいくつか順位を落としました。それ以降はレースを通じてプッシュし続け、何度かオーバーテイクしたほか、メカニックのおかげでピットストップも素晴らしいものでした。今日は少し幸運だったのは事実ですが、これまではむしろアンラッキーだったので、なにも不満はありません!」
ジョリオン・パーマー(#30、R.S.16-1:18番グリッド、決勝13位)
「シーズン初のポイントが獲得できたのは素晴らしいことで、マシンが着実に進歩していることを嬉しく思います。今日、ケヴィンが『僕たちに何ができるか』を証明してくれたおかげで、次のレースに向けていい目標ができました。全般的にいって、今週末はポジティブなことをたくさん学べたので、今後のレースではたくさんのことを成し遂げられると信じています」
フレデリック・ヴァスール:レーシングディレクター
「中国GPの結果を全員でじっくり見直したことが、私たちにとってあまり得意とはいえないサーキットでのトップ10フィニッシュに結びつきました。これは、チームのひとりひとりが優れた問題解決能力を有している証拠といえます。ケヴィンの戦い振りは実に見事なもので、これ以上の結果は望めませんでした。それに比べるとジョリオンにはやや不運な側面もありましたが、彼もしっかりレースを戦い抜きました。休むことなく仕事に打ち込んでくれているエンストンとヴィリーのスタッフには心からお礼を申し上げます」