2017.09.28

シンガポールGPリポート 【F1 2017】


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  • 「ジョリオンが今季初の入賞を果たし、F1にデビューして以来となるベストリザルトを挙げたのは嬉しい出来事でした。」 


    本日のシンガポールGPにおいて、ドライバーのジョリオン・パーマーは自身にとってF1でのベストリザルトとなる6位でフィニッシュ。この結果、ルノー・スポールF1チームはコンストラクターズ・チャンピオンシップの7番手に浮上しました。F1のナイトレースとしては初のウェットコンディションとなった今回、数多くのドラマが起こったものの、ジョリオンは力強くレースを戦い抜き、難しい路面状況やセーフティカーランを乗り越えてチームに8ポイントをもたらしたのです。スタート直後に上位グループで多重アクシデントが発生した際、これを巧みにすり抜けたニコ・ヒュルケンベルグは4番手でオープニングラップを終えましたが、今回は運に恵まれず、マシンにオイル漏れが発生したために予防措置としてリタイアする決断を下しました。


  •  ●青色にペイントされた新品のピレリ・ウェット・タイヤ(雨用深溝タイヤ)を装着したニコは7番グリッドからスタートし、12ラップを走行。ここでセーフティカーが出動したため、ピットストップを行ってグリーンのインターミディエイト・タイヤ(濡れた路面用浅溝タイヤ)に履き替えました。その後、再びセーフティカーがコースインした際にもピットストップを行い、紫色のウルトラソフトタイヤ(5段階ある柔らかさのうち一番柔らかいタイヤ)に交換しました。

    ●ジョリオンはウェットタイヤを装着して11番グリッドからスタート。セーフティカーラン中の7周目にピットインし、インターミディエイトタイヤに履き替えると、これで29周を走行。続いてピットストップを行い、ウルトラソフトタイヤに交換しました。

 

 

 

 

 

 

 

  • ニコ・ヒュルケンベルグ(#27、R.S.17-04 スタート:7番グリッド、決勝:リタイア)
    「みんなでハードワークをこなした末にこんなことが起きたので、とても落胆しています。これはもちろん好ましいことではありませんが、F1はテクニカル・スポーツであると同時にチーム・スポーツでもあります。残念なことに今日はエンジンに技術的な問題が発生したため、レースからリタイアしなければいけませんでした」

    ジョリオン・パーマー(#30、R.S.17-03 スタート:11番グリッド、決勝:6位)
    「とても嬉しいです。ずいぶん時間がかかりましたが、今日はすべてがひとつにまとまったような気がします。スタートでドラマがあったり、ひどい雨が降ったりしたおかげでトリッキーなレースとなりましたが、そうした状況が私たちをいいポジションに導き、ポイントを獲得できました。レース戦略もピットストップもうまくいき、マシンはウェットコンディションで好調でした。次のレースではさらによくなるでしょう」

    シリル・アビテブール マネージングディレクター
    「今日のレースはエキサイティングで、雨が降ったり、シンガポールではお馴染みのセーフティカーが何度も出動したりと、アクション満載の展開となりました。ただし、いまは複雑な心境です。ジョリオンが今季初の入賞を果たし、F1にデビューして以来となるベストリザルトを挙げたのは嬉しい出来事でした。今晩の状況では、いつどんな失敗をしてもおかしくありませんでしたが、彼はひとつもミスを犯しませんでした。ジョリオンの活躍により、チームはコンストラクターズ・チャンピオンシップでの順位が繰り上がり、いまや7番手となって目標だった5位に近づきました。シーズン終盤のレースはいずれも私たちのマシン向きなので、当初の目標は変更しません」 「そのいっぽうで、リタイアに追い込まれたニコには申し訳ない気持ちでいっぱいですし、お詫びしたいと思っています。レース前半にオイル漏れが起きてパフォーマンスが低下したため、ピットストップが長引いてでもこれを解決しようとしました。素晴らしいチームワークで様々なことを試しましたが、残念ながら解決できなかったため、予防措置としてリタイアすることを決定しました」

 

 

 

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