2017.12.13

マレーシアGPリポート 【F1 2017】


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  • 好ましくない状態から復調し、鈴鹿ではいつもどおりのレースを演じる自信が私にはあります。


    10月1日、ルノー・スポールF1チームは困難で長いマレーシアGPを耐え抜き、ニコ・ヒュルケンベルグが16位でチェッカードフラッグを受けました。いっぽう、レース中に2度スピンを喫したジョリオン・パーマーは15位でフィニッシュしました。


  • ●ニコはピレリのスーパーソフトタイヤ(5段階ある柔らかさのうち2番目に柔らかいタイヤ)を装着し、8番グリッドからスタート。レースでは早めにピットストップを行ない、新品のソフトタイヤ(同3番目に柔らかいタイヤ)に履き替えました。その後、安全上の理由から再びピットストップ、ここでスーパーソフトを装着しました。

    ●12番グリッドのジョリオンはスタート時に新品のスーパーソフトタイヤを装着。レース中に1度ピットストップを行ない、新品のソフトタイヤに交換しました。

 

 

 

 

 

 

 

  • ニコ・ヒュルケンベルグ(#27、R.S.17-04 スタート:8番グリッド、決勝:16位)
    「とても残念な日曜日でした。スタートも決してよくなく、ターン1ではいくつかポジションを落としましたが、その後は徐々に追い上げていくレースとなりました。途中で遅いクルマに引っかかったり、2度のピットストップを強いられるといった困難も待ち受けていました。ときには前に進むために大きなリスクも冒しましたが、マシン本来のスピードとポテンシャルを発揮できなかったのは残念です。来週はもっといい週末になることを期待しています」

    ジョリオン・パーマー(#30、R.S.17-03 スタート:12番グリッド、決勝:15位)
    「レースのスタートはあまり褒められたものではありませんでしたが、その後ニコを追走したり、何台かをオーバーテイクできたのはよかったと思います。ところが、僕にはわからない理由でマシンのコントロールを失い、レースでの勢いも衰えてしまうという信じられない展開になりました。それでも来週のレースを目指し、前進したいと思います」

    シリル・アビテブール マネージングディレクター
    「チームにとっては困難な週末で、好ましくない結果に終わりました。予選を別にすれば、過去数戦と比較してもマシンの実力を引き出せなかったと捉えています。スタートでは2台そろって苦戦を強いられましたが、その後は反撃を開始し、レース終盤までそのポジションを守りました。戦略面では、ニコのほうがややアグレッシブなものを採用しました。私たちは彼を早めにピットへ呼び戻しましたが、ピットストップ以降は渋滞にはまってしまい、期待したような効果は得られませんでした。ニコは、懸命の追い上げを図ったためにタイヤの性能低下が急激に進行し、このため安全上の理由からピットストップをもう1度強いられることになります。当初、ジョリオンはニコの近くを走行していましたが、2回のスピンでポジションを落とし、好ましくない結果に終わりました。このような事態に陥るのはこれで最後となるよう、今週末の不振を招いた原因を探り、必要な対策を講じるつもりです。この状態から復調し、鈴鹿ではいつもどおりのレースを演じる自信が私にはあります。いっぽうで、ふたりのドライバーがそろって表彰台を得たレッドブル・レーシング(チーム)には祝福の言葉をお贈りします。これはマレーシアでチームが一丸となって努力した結果であり、私たちのパートナーチームが大成功を収めたことをとても嬉しく思っています」

 

 

 

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