2016.09.15

RENAULT PRESSE #56  What’s New:パリで愛されるコンパクト 新型「ルノー トゥインゴ」がデビュー!

  • RENAULT PRESSE #056, SEP, 2016 Words=Tatsuya Otani
    • パリで愛されるコンパクト 新型「ルノー トゥインゴ」がデビュー!
      芸術の都、パリ。この世界有数のメトロポリスは、世界でもっともクルマに厳しい街でもある。
    • そんなパリで大人気の新型トゥインゴがついに日本上陸を果たす!
  • 新型トゥインゴのコンセプトは、パリが仕立てたコンパクト

     ルノーファンの皆さん、ボンジュール! 季節は秋へと移り変わりましたが、今年の夏はルノー車とどんな場所を訪れましたか? さて今日は、私も待ち望んだニュースを皆さんにお伝えできることを心からうれしく思います。2016年9月15日、ついに新型「ルノー トゥインゴ」が日本国内で発売となりました。
     リアエンジン・リアドライブ(RR方式)を採用してすべてが新しく生まれ変わった3代目トゥインゴ、そのコンセプトは“Tailored for PARIS”です。日本語にすると「パリが仕立てたコンパクト」という意味になります。もっとも、パリ郊外に本社や研究施設を持つルノーが“パリ”をアピールする必要は今さらありませんが、トゥインゴはパリという街に徹底的にこだわって開発されました。私たちは“Tailored for PARIS”のコンセプトを日本の皆様にわかりやすくお伝えしたいのです。トゥインゴとパリがどれほど深く関わっているかご紹介しましょう。


  • パリが仕立てた新型トゥインゴ。いつもの街をトゥインゴで走ると、新しい魅力を発見することだろう。

  • トゥインゴを新しく進化させたのは、3つのパリらしさ

     では、パリとよく似合うのは、どんなクルマでしょうか? パリといえば、歴史ある建築と現代のアートが溶け合う、芸術の都。そして、世の中に新しいモードを発信し続ける、ファッションの都でもあります。パリには、長い歴史を持つカフェやギャラリー、そして建物自体が芸術といっても間違いではない美しいアパルトマンなどが軒を連ねています。そこで暮らす人々は、日々本物の美にふれることで、美しいものを感じとるセンスを身につけていくのです。新しくなったトゥインゴは、一目でそれとわかる個性的なスタイリング。パリジャン・パリジェンヌのたしかな審美眼に応えるデザインに仕上がっています。
     このような優れた芸術性とともに忘れられないのが、歴史とともに育まれた交通環境です。二千年を超える時間と伝統によりパリの街並みはつくられ、パリの人々はその歴史を受け継ぎ、共に生きることを選んできました。細い路地や石畳の路面、急な坂道。一見不便に思える交通環境も、この街がずっと変わらずに受け継がれてきた証です。トゥインゴは小回り性能ときびきびした走りで、歴史を尊重しながらもクルマを楽しみたいパリジャン・パリジェンヌの思いに応えています。
     そして、美しさと自由を愛するパリの人々はシンプルなライフスタイルの持ち主でもあります。パリの人々は、本当に愛用できるものだけを選び取ります。必要以上を求めず、シンプルで自分らしい暮らしの中に豊かさを見出していくのです。新型トゥインゴには、毎日を楽しく便利にする工夫がたくさん。堅実なパリジャン・パリジェンヌも思わず手が伸びる、そして手が届く車へと仕立てられています。


  • 最大の特徴であるリアエンジン・リアドライブ。ストップ&ゴーが多いパリを機敏に駆け抜けるために、パワフルな 0.9 Lターボエンジンを搭載。


  • リアエンジン・リアドライブは前輪の左右切れ角を大幅に拡大。最小回転半径は4.3mと軽自動車並み。狭い路地の運転や縦列駐車も快適だ。

  • パリを走るために生まれたクルマ。それを裏付けるスペックとは?

     トゥィンゴはこうした要求のすべてを高い次元で実現した新世代のコンパクトカーです。たとえば3,620mmの全長は軽自動車に比べても220mm長いだけ。全幅も1,650mmと、とてもスリムに仕上がっています。このコンパクトサイズのなかに驚くほど広々とした室内空間を用意できたのは、独創的なリアエンジン・リアドライブのおかげですが、これにより前後のオーバーハングを切り詰めることができたほか、ボンネット高を低く抑えて見晴らしのいい視界を実現しました。
     これだけでも狭い路地を自在に駆け抜けるには十分ですが、エンジンをリアに移すことで前輪の左右切れ角を大幅に拡大。最小回転半径は4.3mと軽自動車並みの取り回し性能を実現しました。ですから狭い路地にも不安なく入っていけますし、難しい縦列駐車もラクラク。パリを快適に走るためのクルマに仕上がりました。
     一方、ストップ&ゴーが多いパリを機敏に駆け抜けるために、エンジンはパワフルな0.9Lターボを搭載。これにスムーズかつ素早いシフトの6速EDCを組み合わせて小気味いい走りを実現しました。しかも最大トルクは135Nmなので急な上り坂も軽々と登り切ります。まさにパリを走るために生まれたクルマといえるでしょう。


  • 一目でトゥインゴと分かる親しみやすいデザイン。そのディテールはリアエンジンのシンボリックな存在である、ルノー5ターボを彷彿とさせる。

  • パリの人々を納得させる 独創的なデザインと合理的な価格

     チーフデザイナーのローレンス・ヴァン・デン・アッカーが生み出したデザインは、フロントスタイルからサイドやリアのディテールまで、一目でトゥインゴと分かる親しみやすいキャラクターを備えています。しかも、各ポイントの個性を生かし切る6色のボディカラーを用意。エモーショナルなルージュ フラム、明るくはつらつとしたジョン エクレールなどからお選びいただけます。インテリアカラーも計3色をラインアップ。コンパクトな空間を楽しく彩るスタイリッシュで使いやすいキャビンに仕上げました。
     そしてパリジャン・パリジェンヌの合理性を満足させるのがその価格設定です。オートエアコンやバックソナーなど豊富な装備を揃えたインテンスは189万円。さらに電動キャンバストップを標準装備した「トゥインゴ インテンス キャンバストップ」(199万円 )もご用意しました。
     厳しい審美眼を持つパリの人々から熱狂的な歓迎を受けた新型トゥインゴ。きっとアナタの街にもぴったりと似合うはずです。

     メーカー希望小売価格、消費税含む


  • コンパクトサイズながら広々とした室内空間。インテリアトーンはボディカラーに合わせて、ブルー・ルージュ・ブランの3 色を用意。※ 日本での販売は右ハンドル仕様となります。


  • 快適な乗り心地をもたらすルノー伝統のシート。エッジの部分にも3色のカラーアクセントがデザインされている。


  • フロントからテールまで伸びるサイドのショルダーライン。15インチアロイホイールとともにユニークなフォルムを引き立てる。


  • 十分なスペースが確保されたラゲッジ。助手席シートバックを倒せば、大人がリア席に座った状態でも2,200mmの長尺の荷物を載せることが可能。


  • 初代トゥインゴのコンセプトであった、カラフルで楽しさを愛するというスピリットを再現。ブルー ドラジェをはじめ、個性が際立つ6色展開。



  • Words=Tatsuya Otani, Photo = Manabu Matsunaga
  • いつもよりパリが輝いて見えた日
    -新型トゥインゴでパリの街を走る-
  •  この日の朝もパリの街はひどい混雑だった。パリ在住のカメラマン、松永学さんに先導してもらって新型トゥインゴで走り始めたのに、あっという間に渋滞にはまって身動きがとれなくなってしまう。松永さんは裏道を使ってなんとか渋滞から逃れようとするが、パリっ子たちだって裏道には詳しいから、どんなに狭い道に逃げ込んでも必ず渋滞している。そこを時に勢いよく、時にゆっくりと、僕たちのトゥインゴは走っていった。

  •  でも、そんなドライブが楽しくて仕方なく感じられたのは、トゥインゴのボディがコンパクトで、しかも見切りがいいから。おまけに視界が広々としているので、初めて運転するクルマなのに、どんな狭い路地を走るにも不安を覚えなかった。
     そしてシグナル・グランプリという言葉が相応しい青信号での発進では、タイミングさえ間違えなければずっとパワフルなクルマでも簡単にリードできるほどの身軽さを見せてくれた。0.9Lターボ+6速EDCの走りは本当に痛快だ。
     でもそれ以上に僕の心を強く捉えたのは、裏道で見たパリの景色。人々のなんでもない暮らしがこれほど芸術的に見える街がほかにあるだろうか? トゥインゴのウィンドウスクリーンは、まるでパリの景色を美しく切り取る額縁のようだった。

※掲載情報は2016年9月時点のものです。

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