2016.12.01
RENAULT PRESSE #59 FEATURE:ルノーを語る上で深く関わるクリスマスの存在
ルノーファンの皆さん、ボンジュール! いよいよ2016年もフィナーレを迎えます。今年はルノー車とどんなドライブの思い出ができましたか?
クリスマスに大晦日など、まだまだイベントが控えていますので、最後までドライブを楽しんでくださいね。今日は2016年最後のお話として、ルノー創生期のエピソードをご紹介します。
1898年12月24日、クリスマス・イヴのことです。ルノー創業者のルイ・ルノーはエルデール通りのナイトクラブに向かいました。当時21歳のルイ・ルノーは、彼が製作した最初の乗用車「ヴォワチュレット」というディオン・ブトン製の三輪車を四輪車に改造した小さなモデルを運転していました。
ノエルの祝福ムードに満ちたパリを舞台に、ルイ・ルノーはそのヴォワチュレットで驚くべきパフォーマンスを披露します。モンマルトルの丘に向けヴォワチュレットを走らせると、ノエルで賑わう街には、多くの人々が集まっていました。たくさんの注目を集めるなか、ルイ・ルノーはパリで最も勾配の急なルピック通りを登り始めたのです。エンジン付きの自動車が発明されてから十余年。当時どんな「馬なしで自走する車」も登ることのできなかったルピック通りの急坂を、ヴォワチュレットは苦もなく登りきってしまったのです。ルイ・ルノーが坂の下に戻ってくるとすぐに12台の注文を獲得し、前金を受け取る手筈となりました。
この登坂性能を実現した秘密、それはルイ・ルノーが考案したダイレクト・ドライブ・トランスミッションにありました。前進3段変速と後退ギアを備えたダイレクト・ドライブ・トランスミッションの特許が、アメリカのメーカーを含め、すべての自動車メーカーで採用されるようになり、ルイ・ルノーは巨額の資金と名声を手にすることになります。まさにルノー誕生を記念する瞬間でした。
ルノーの歴史が始まるきっかけとなった斬新なアイデア。その精神は今日のルノー車に脈々と受け継がれています。
ルピック通りは映画『アメリ』の舞台のひとつになったことでも知られる。近くにはモンマルトルの丘も。*
ルピック通りの坂を登るトゥインゴ。118年前にはルイ・ルノーがこの場所でパリの街に驚きをもたらした。*
例えば、恋に落ちる=「LOVE」を表現した「ルノー ルーテシア」は、実に魅惑的なクルマです。見る者を魅了する官能的なスタイリングとスムーズで力強い走り。乗り込む度に、その美しさと運転する楽しさに胸が高鳴ります。胸に宿る高揚感と情熱、それは前触れなく恋に落ちる感覚と重なることでしょう。
「冒険」の精神に満ちあふれた「ルノー キャプチャー」は、ルノー初のコンパクト クロスオーバー。視界の良さと大径ホイールが安心感をもたらし、ダイナミックなレスポンスと爽快な加速フィールを感じさせ、どこまでも走り続けたい気分にさせてくれます。日常から飛び出し、冒険に満ちた旅へ。個性的なツートーンカラーのキャプチャーで、心ゆくまで冒険を楽しみましょう。
個性的なデザインと広い室内空間の「ルノー カングー」は、「ルドスパス」(遊びの空間)の愛称で知られるモデルです。ショッピング、ビジネス、さらに趣味のお出かけなど、さまざまなシーンで活躍する両側スライドドアとダブルバックドア。視界のよい運転席や、洗練されたファブリックシートにも、フレンチスタイルのさりげないこだわりが。どこへ出かけよう、何を載せようと、ドライブへの気持ちを高揚させてくれます。
ヴォワチュレットの運転席に座ったルイ・ルノー。19世紀末の自動車に革命的な進歩をもたらした。
そんな生活に寄り添い、ドライブに彩りと豊かさをもたらすルノー車を体験いただこうと、2016年12月3日(土)、4日(日)に全国のルノー・ディーラーでは、ご購入時にご利用いただける特別サポートをご用意し、「ルノー スペシャル チャンス フェア♯2」を開催します。是非、ルノー誕生のエピソードを思い出し、その精神を感じていただけると幸いです。ご家族で、または恋人やご友人とご一緒に、お近くのルノー・ディーラーへお越しください。
※掲載情報は2016年12月時点のものです。
*写真は欧州仕様車です