2018.09.13

RENAULT PRESSE #79 WHAT'S NEW:ルノー・スポール最高峰の性能に上質さをプラス 新型メガーヌ R.S.がついに日本上陸!


  • Renault Presse #079, SEPTEMBER 2018 Words=Kenichiro Uda

  • ルノー・スポール最高峰の性能に上質さをプラス
    新型メガーヌ R.S.がついに日本上陸!

  • ルノー・スポールのフラッグシップが大幅進化。ワイドフェンダーやダブルアクシスストラットなどの伝統に
  • 新開発パワートレインや最新シャシー技術を融合したその走りは、今までにない上質な速さに昇華した。
  • 新型メガーヌR.S.にも受け継がれる伝統

  •  ルノーファンの皆さん、ボンジュール! 夏のヴァカンスは楽しみましたか?“ドライブの秋”の到来ですが、今回は秋にかぎらずドライビングを純粋に楽しめる新型「メガーヌ R.S.」をご紹介します。

  •  ルノー・スポールといえば、モータースポーツとスポーツモデルを専門に手がけるルノー直系のビジネスユニットで、メガーヌ R.S.やルーテシア R.S.の他、最近おなじみのGTシリーズも彼らの手によるものです。そんな中でもメガーヌ R.S.はルノー・スポールの最高峰モデル。新型はメガーヌ R.S.としては3世代目にあたります。

  •  先代メガーヌ R.S.は3ドアクーペのボディに2.0Lターボエンジンと6MTを搭載して、サスペンションも徹底的に締め上げられた、ある意味でスパルタンなスポーツカーでした。スポーツカーの聖地であるドイツのニュルブルクリンク(北コース)を舞台に、“量産FF車最速タイム”を何度となく更新。ルノー・スポールファンの皆さんならご存じのとおり、メガーヌ R.S.は“量産FF車モデル世界最速”*1として一時代を築いてきました。

  • メガーヌ R.S.専用にチューニングされた4コントロール

  •  ルノー・スポールといえば、やはり卓越したシャシー性能に注目です。新型メガーヌ R.S.では、歴代メガーヌ R.S.のDNAであるワイドフェンダーと、フロントのダブルアクシスストラットシステムが搭載されています。

  •  ただ、それは新型メガーヌ R.S.のシャシーの魅力のごく一部にすぎません。新型メガーヌ R.S.では、さらに四輪操舵システムの“4コントロール”と、ハイドロリック・コンプレッション・コントロール(HCC)付ショックアブソーバーも採用されています。


  • 新しいフロントエンド。専用R.S.ラジエーターグリルはモータースポーツの印象を強め、R.S.ビジョンのLEDランプは様々な状況で最適な視界を提供。


  • いかなる状況でもドライビングプレジャーを約束する4コントロール。4輪操舵システムはドライバーの意思に従う理想的なコーナリングを実現。

  •  新型メガーヌ R.S.にはメガーヌ GTに続いて4コントロールが装備されています。ルノーの革新技術である4コントロールは後輪を最大2.7°まで操舵することで、さまざまな路面コンディションにおいて卓越したロードホールディングとドライビングプレジャーを提供します。さらにルノー・スポールによってメガーヌ R.S.専用にチューニングされ、優れた敏捷性と高速域でのスポーティーかつ安定した走りを楽しめるようになりました。

  •  HCC付ショックアブソーバーが世に出たのはルーテシア R.S.が最初でしたが、ルーテシアR.S.ではそれをフロントのみに使うのに対して、新型メガーヌ R.S.では四輪すべてがHCC付ショックアブソーバーとなります。

  •  もうお分かりでしょう。新型メガーヌ R.S.には、ルノー・スポールがこれまで長年にわたって積み重ねてきた技術と伝統が、すべて、余すところなく搭載されているのです。

  •  私は皆さんよりひと足先に、欧州で新型メガーヌ R.S.に試乗してきました。そこで印象的だったのは、低速からでも強力に加速してくれるパンチ力と、正確なステアリング感覚でした。これらはやはり1.8L直噴ターボエンジンや6EDC、そして4コントロールといった今回が初となる先進技術によるところが大きいでしょう。

  • 新開発の1.8L直噴ターボエンジン

  •  新型メガーヌ R.S.は、新開発の1.8L直噴ターボエンジンと電子制御6速AT(6EDC)を搭載しました。排気量こそ先代の2.0Lより縮小しましたが、直噴機構やターボの最新技術によって、その最高出力、最大トルク(279ps、390Nm)は先代の2.0Lターボエンジンを明確に上回っています。

  •  それだけではありません。新型メガーヌ R.S.のパワートレイン、もうひとつの魅力は、低回転からハイパフォーマンスを発揮する柔軟性で、それに組み合わせられる6EDCも高トルク対応の専用品で、新開発エンジンの性能を最大限に引き出します。そんな新しいR.S.の心臓部は、市街地からサーキットまで、どんな場面でも扱いやすいのです。


  • ハイドロリック・コンプレッション・コントロール(HCC)の働きにより、荒れた路面や未舗装路においても、ドライバーとパッセンジャーは快適にドライブを楽しめる。


  • 新しい1.8Lターボ、279ps(390Nm)エンジン。ルノー・スポールとルノー・スポールF1によってチューニングされ、優れたパフォーマンスとトルク性を発揮する。

  • 新型メガーヌ R.S.の開発に日本も関係

  •  驚かされたのはそれだけではありません。新型メガーヌ R.S.は、サーキットやワインディングでは世界最速FFの名を欲しいままにした先代と同等以上のスポーツ性能を発揮しながらも、乗り心地がとても上質だったことです。

  •  新型メガーヌ R.S.の開発で中心となったのは、先代同様にニュルブルクリンクのタイムアタックドライバーとして知られるロラン・ウルゴンです。彼は先代メガーヌ R.S.のジャパンテストを含めて何度となく日本を訪れていますが、そこで日本の道路特有の継ぎ目(目地段差)の過酷さに驚いていました。

  •  ウルゴンはそうした日本の一般道、高速道路、サーキットを実際に走って得た経験と知識を、今回の開発に反映させたそうです。新型メガーヌ R.S.がこれまでにない上質な乗り心地を実現した背景には、わが日本も関係しているのです。


  • ルノー・スポールのテストドライバーであるロラン・ウルゴン。日本のさまざまな路面から培った彼の知見が、新型メガーヌ R.S.の開発に反映されている。


  • アルカンタラ仕上げのシートは赤いステッチ仕上げでヘッドレストにR.S.ロゴが刺繍されている。

  • この1台で趣味から日常生活まで

  •  新型メガーヌ R.S.の魅力のひとつはルノー・スポールのフラッグシップに恥じない高性能を実現しつつも、スパルタンな3ドアクーペだった先代では望めなかった日常性や実用性、快適性を実現した点にあります。6ps/30Nmアップしたエンジン、5ドア、EDC、4コントロールやHCC付ショックアブソーバー、19インチアロイホイール、ADAS(先進運転支援システム)といった内容でメーカー希望小売価格は440万円*2です。

  •  上質な乗り心地や、5ドアやEDCによる日常性を得た新型メガーヌ R.S.は、ご家族との日常生活から趣味のサーキット走行まで、この1台ですべてを満たせる“新時代のR.S.フラッグシップ”です。より幅広い皆さんを引きつけるはずの新型メガーヌ R.S.の魅力を、ぜひお近くのルノー ディーラーでお確かめください。


  • 先代同等以上のスポーツ性能を発揮しながら、さらに上質な乗り心地に。5ドアやEDCによる日常性を得た新型メガーヌ R.S.は生活から趣味まで自由に往復できる。


  • *1 2014年6月時点

    *2 メーカー希望小売価格、消費税含む

    ※ 掲載情報は2018年9月時点のものです。

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