2018.09.14

RENAULT PRESSE #79 Culumn:待望の新型メガーヌ R.S.を日本の道で試す


  • Renault Presse #079, SEPTEMBER 2018
    Words=Hiromune Sano Photograhy=Nozomu Toyoshima


  • 待望の新型メガーヌ R.S.を日本の道で試す

  • 日本に上陸したばかりの新型メガーヌ R.S.にいち早く試乗。
  • 先代より乗り心地が飛躍的に快適になりながら、旋回性能もさらに向上。
  • その2つを高度に両立した走りは、新しいR.S.時代の幕開けかもしれない。
  •  新型メガーヌ R.S.の日本仕様で、なにより印象的なのは乗り心地よさである。先代は徹頭徹尾スパルタンな乗り心地で、レーシーなダイレクト感が魅力だった。しかし、新型メガーヌ R.S.の乗り心地は、まさにしなやか。日本特有の意地悪な目地段差も、涼しい顔でスルリとこなしてしまう。

  •  もっとも、そのためにR.S.最大のレゾンデートル(存在意義)たるコーナリング性能が犠牲になっていたら、乗り心地がいくら快適でもファンは納得しない。しかし、4コントロールを備えた新型メガーヌ R.S.のコーナリングは、路面に見えないレールが敷かれたかのように正確で、私が一般道で試すくらいでは限界の兆候すら見えない。しかも、ただ高性能なだけでなく、その旋回感覚はフロントグリップで強引に引っ張る感覚だった先代とは明らかに異なり、いわば「四輪もろとも曲がる!」というまったく新しい味わいなのだ。

  •  さらに、新型メガーヌ R.S.は変速機も最新モータースポーツ技術が投入された6速EDCが標準となる。新たに追加された“レースモード”にセットすれば、車内にはエコーが効いたエンジン音が響き渡り、指先ひとつでF1マシンかと錯覚するほどの超速シフトチェンジが敢行される。

  •  先代までのR.S.は良くも悪くも古典的なアナログ技術を乗り手の反射神経と肉体で御する楽しみがあったが、新型メガーヌ R.S.のドライビングはもっと知的である。それは間違いなく、新しい。

  • 佐野 弘宗

  • 1968年新潟県生まれ。大学卒業後、現ネコ・パブリッシングに入社。カーマガジン編集部を経て独立。現在は自動車ライター・評論家として活動。主な執筆媒体は週刊プレイボーイ(集英社)、エンジン(新潮社)、ニューモデル速報「○○のすべて」シリーズ(三栄書房)、webCG、オートカージャパン、webスポルティーバ、carview!など。

※掲載情報は2018年9月時点のものです。

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