INTERIOR CONCEPT
インテリア コンセプト
コンセプトカー キャプチャーは冒険〈EXPLORE〉をテーマとして生まれた。
そのコンセプトとアイデアは市販車のルノー キャプチャーにも受け継がれている。
両者のインテリアデザインを手がけたルノー デザイン課の渡邉加奈さんに、インテリアのコンセプトについて聞いた。
SEAT DESIGN
シート デザイン
コンセプトカー キャプチャーのシートは、カーボンファイバーの堅いシェルと伸縮性のあるゴムひもでできています。シェルはプロテクション、乗員保護の視点からデザインしました。ゴムひもの部分はハンモックのようなイメージで創りました。ゴムを使うというのはひとつの冒険でした。プロダクトデザインの世界では、ゴムでモノを挟むデザインがいくつか出始めていて、その影響もありますし、人をリラックスさせるハンモックのイメージも大切にしました。
アウトドアの世界にふさわしいクルマですから、使い勝手にはなによりも心を配りました。シートが汚れてしまっても洗濯機で丸ごと洗える*、というところがユニークなポイントになっています。これは、チャレンジでもありました。スポーティな雰囲気や使い勝手に優れた鞄やスーツケースのマテリアルを研究したり、とにかく耐久性のある素材を探しました。
*洗濯は最大5回まで可能です。過度の洗濯は劣化を進める場合がありますのでご注意ください。
市販車シートのデザインに活かすため、まず色々なグラフィックを研究しました。特に、アウトドア、スポーツウェアに関するモノをさまざまな角度から調査し、それを踏まえてデザインに取り組みました。シェル形状のシートにジップシートクロスを組み合わせる発想はもちろんコンセプトカーに原型があります。実際の機能性や耐久性に関してエンジニアと議論を重ね、試行錯誤を繰り返しました。シートカバーは外して洗濯できるのですが、素材の最適な厚みを割り出したり、色落ちさせないための工夫とか、インテリアデザインのなかでも苦労の多かったところです。
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