2017.09.26

ベルギーGPリポート 【F1 2017】


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  • 「幸いにも素晴らしいレースになったので、見ていた人たちにも楽しんでもらえたことでしょう。」 


    本日開催されたベルギーGPをニコ・ヒュルケンベルグは6位でフィニッシュし、ルノー・スポールF1チームは今シーズンのベストリザルトに並ぶ成績を収めました。チームが6位入賞を果たしたのは今季3度目のことです。ふたりのドライバーは揃って決勝中にポジションを上げました。7番グリッドからスタートしたニコはレースを力強く戦い抜き、予選順位をひとつ上回るポジションでゴール、8ポイントを手に入れました。この結果、コンストラクターズ・チャンピオンシップにおいてチームは7番手と1点差の8番手につけています。今週末、上々の滑り出しを見せたジョリオン・パーマーは、予選中にギアボックス・トラブルが発生したため、これを交換。この影響でスターティンググリッドが5つ降格となるペナルティを受けました。ライバルのなかにも同様のペナルティを受けたドライバーがいたために14番グリッドからレースに挑んだジョリオンは、ポジションをひとつ上げて13位でチェッカードフラッグを受けました。


  • ●紫色にペイントされた新品のウルトラソフト・ピレリ・タイヤ(5段階ある柔らかさのうち一番柔らかいタイヤ)を履き、7番グリッドからスタートしたニコは、11周目に同じく新品のソフトタイヤ(同3番目に柔らかいタイヤ)に交換した後、29周目にはウルトラソフトタイヤに履き替えてゴールを目指しました。

  • ●14番グリッドから決勝に臨んだジョリオンはウルトラソフトタイヤを装着。8周目にはソフトタイヤへ、そして30周目にはウルトラソフトタイヤに履き替えてレースを走りきりました。

 

 

 

 

 

 

 

  • ニコ・ヒュルケンベルグ(#27、R.S.17-04 スタート:7番グリッド、決勝:6位)
    「充実した1日でした。ハッピーで、嬉しい驚きでもありました。スタートはあまりよくなかったのですが、1コーナーで挽回し、チェコからオールージュにかけてはイン側でいい走りができました。マシンの感触は昨日よりもよくなっていて、僕たちはチームとして4番目に速いタイムを記録し、このためトップ6でフィニッシュできました。フェルナンド(マクラーレンチーム)とは素晴らしいバトルができました。ただし、彼とエスティバン(フォースインディアチーム)とで3台が横並びになったときには、ぞっとしました。フェルナンドはDRS(追い越しをしやすくする装置)と強力なスリップストリームを利かせて仕掛けきて、エスティバンは大きくオーバーランしたので、このときは『なんてことだ、これは大変なことになるぞ!』と思いました。ただし、幸いにも素晴らしいレースになったので、見ていた人たちにも楽しんでもらえたことでしょう。モンザ(イタリアグランプリ)に向けて、強い自信を手に入れたことは間違いありません」

    ジョリオン・パーマー(#30、R.S.17-03 スタート:14番グリッド、決勝:13位)
    「もっといいレースになってもおかしくありませんでした。ペナルティを受けたため、僕はユーズドタイヤでスタートしなければいけないのに、周囲のドライバーはフレッシュなタイヤを装着しており、このため僕が苦戦するのは目に見えていました。にもかかわらず、まずまずのスタートを切ったのに続き、タイヤを交換して以降はさらにマシンの状態はよくなりました。ただし、レース中の大半は遅いクルマに行く手を遮られていました。それでも何度かバトルを演じ、これはこれで楽しかったのですが、結果を残せなかったのはなにより残念です。7番手からスタートしていれば、今日のレースでポイントを獲得できたのは間違いないでしょう」

    シリル・アビテブール マネージングディレクター
    「入賞圏内に復帰し、予選でも決勝でも4番目に強力なチームとなったのですから、全般的にはいい週末だったといえます。ニコは、オープニングラップで苦しみながらも、今季ベストに並ぶ6位でフィニッシュしました。彼は優れたレース戦略を完璧に遂行することでポジションを挽回しました。ジョリオンの結果は、彼にとってもチームにとっても残念なものでした。5グリッド降格のペナルティのため不本意な成績に終わりましたが、これは、彼の週末が素晴らしい出だしだったことを反映しているとはいえません。また、土曜日と日曜日でペースに大きな差があったことも、私たちはさらに調査する予定です」 「レッドブル・レーシングについても触れないわけにはいきません。彼らのレースは明暗がはっきりと分かれました。ダニエル・リカルドは素晴らしい走りでまたも表彰台を手に入れましたが、マックス・フェルスタッペンはリタイアに追い込まれました。電気系の問題がそのきっかけだったと思われます。レッドブル・レーシング、マックス、そして彼の多くのファンはきっと大変落胆したはずなので、ここで私からもお詫び申し上げます。今後、チームのパッケージングがフルに発揮されない事態が起きないよう、再発防止に向けた道筋をレッドブル・レーシングとともに策定していく計画です」 

 

 

 

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