2017.04.20

バーレーンGPリポート 【F1 2017】



  • 「2ポイント獲得は今日の戦略で僕たちにできる最良の結果だったといえます。」 


    本日のバーレーンGPで激闘を繰り広げたルノー・スポールF1チームは、2017年シーズン初となるポイントを獲得しました。土曜日の予選ではニコ・ヒュルケンベルグとジョリオン・パーマーが長足の進歩を遂げ、ともにトップ10に食い込みましたが、57周の決勝レースでは揃ってペースが伸び悩み、スターティンググリッドよりも低いポジションでフィニッシュすることとなります。ふたりは2ストップ作戦でレースに臨み、ニコは9位で、ジョリオンは13位でチェッカードフラッグを受けました。


  • ●予選で用いたスーパーソフト・タイヤ(2番目に柔らかいタイヤ/柔らかいほど減りが早い)を履き、7番グリッドからスタートしたニコは、セーフティカーラン中の13周目に新品のソフト・タイヤに交換。36周目には皮むきを終えたスーパーソフト・タイヤに履き替えました。

    ●10番グリッドからレースに臨んだとき、ジョリオンは予選で用いたスーパーソフト・タイヤを装着していました。ニコ同様、ジョリオンはセーフティカーラン中の13周目に新品のソフト・タイヤ(3番目に柔らかいタイヤ)に履き替えると、37周目には皮むきを終えたスーパーソフト・タイヤに交換してゴールを目指しました。

 

 

 

 

 

 

 

  • ニコ・ヒュルケンベルグ(#27、R.S.17-02 スタート:7番グリッド、決勝:9位)
    「シーズン最初のポイントを獲得できて嬉しく思うとともに、今日は与えられたマシンでいいレースが戦えたと思います。レース中は何度もマシンと格闘したので、2ポイント獲得は今日の戦略で僕たちにできる最良の結果だったといえます。予選は好調でしたが、57周のレースでは、さらなる改良が必要であることを何度も痛感しました。幸運にも、僕はこのサーキットで火曜日にテストを行なう予定なので、ここから大きく進歩する可能性があります。このテストでは、評価用のアップデートをいくつか投入するので、ソチではレースペースが格段に速くなることを期待しています」

    ジョリオン・パーマー(#30、R.S.17-01 スタート:10番グリッド、決勝:13位)
    「難しいレースでした。セーフティカーランで各マシンの間隔が狭まった後、僕はアロンソ(マクラーレンチーム)やクヴィアト(トロロッソチーム)と接戦を繰り広げました。クヴィアトとは何度か接触しましたが、攻略には至りませんでした。この後は、周囲のクルマに比べてデグラデーション(タイヤの性能低下)が激しく、それ以上の追い上げが難しくなります。とても困難な夜で、ペースが上がらずに苦しみました」

    シリル・アビテブール マネージングディレクター
    「今日のレースではニコがまたもや健闘し、おかげで今季初のポイントが獲得できました。ベストな戦略を選択した場合に比べて順位をひとつ落としたかもしれませんが、私たちにとって大切なのは、予選中のパフォーマンスとレースでのペースに大きな開きが生まれた理由を分析し、これを理解することです。予選で初のトップ10に食い込みながら、決勝でより苦しい状況に追い込まれたのはジョリオンのほうだったので、その原因も追究しなければいけません。幸運にも、今週はこれらの問題を検証するのに役立つテストが実施されるので、ここで問題を解明するとともに、今季投入する初の本格的なアップデートが大きな効果をもたらしてくれることを期待しています」

 

 

 

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