2021.04.01

すべてのカングーはここで生まれ、ここではカングーしか作らない


  • フランス北東部、ベルギーとの国境にほど近い工業都市、モブージュ。ここに「Maubeuge Construction Automobile」──カングーの生まれ故郷であるモブージュ工場がある。驚くべきは、ここがカングーの専用工場であるということ。ひとつの工場で単一車種しか作らないというのはとても珍しく、贅沢な話でもある。カングーの販売台数が多く、しかも安定しているからこそ可能というわけだが、そのおかげで生産設備や環境をカングーに特化させることができる。従業員もみんなカングー スペシャリストだ。カングーの高い品質と信頼性には、こんなところにも理由があったのだ。





  • 専用工場といえばハイエンドブランドの話だと普通は思うだろう。アルピーヌのディエップ工場もその代表例だが、カングーも専用工場で生産されていると聞けば、クルマに詳しい人ほど驚かされるはずだ。施設はもちろん、従業員もカングーの職人ばかりで、タフなカングーの品質の高さもうなずけるというもの。さまざまな用途に合わせたカスタマイズやコーポレートカラーへの塗装といった、特装車両の製作を担うルノーテックという部門も併設されていて、日本専用色のクルールはここで塗装されている。パリの街中を果敢にかっ飛ばしているカングーたちと自分のカングーが同じ場所で生まれたと思うと、不思議とうれしい気持ちになってくるではないか。


  • 生産ラインにカングーがズラリと並ぶ光景は圧巻。乗用、商用、右ハンドル、左ハンドルなどなど、様々な仕様のカングーが次々と流れていく様子は見ているだけで飽きない。




  • カープールに並ぶ日本向けのクルールたち。品質に厳しい日本市場でも人気の高いカングーゆえ、塗装状態をチェックする設備も業界最高水準のもの。




  • 特装車両の製作を担うルノーテックでは、ご覧のように警察車両も手掛けている。パリの空港で必ず目にする、あの有名な航空会社の仕様もここで作られているのだ。



















Renault KANGOO / ルノー カングー

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