2016.05.25

スペインGPリポート

  • 5月15日、バルセロナで開催されたスペイン・グランプリにおいて、ルノー・スポールF1チームの2台は13位と14位で連なるようにしてフィニッシュしました。ケヴィン・マグヌッセンは戦略を3ストップに変更するいっぽう、ジョリオン・パーマーは2ストップでレースを走りきりましたが、ファイナルラップまでに2台は僅差となり、ジョリオンがケヴィンより2.7秒早くチェッカードフラッグを受けました。

  • ●ピレリの新しいソフト・タイヤを装着して15番グリッドからスタートしたケヴィンは、10周目に新品のソフト・タイヤに交換したのに続き、55周目には皮むきの終わったソフト・タイヤに履き替えてフィニッシュを目指しました。
    ●17番グリッドからスタートする際、ジョリオンはまず新しいソフト・タイヤを装着。11周目には新品のミディアム・タイヤに、そして33周目には同じく新品のハード・コンパウンド・タイヤに履き替えました。

  • ケヴィン・マグヌッセン(#20、R.S.16-2:予選15位、決勝14位)
    「ソフト・タイヤでのペースは悪くありませんでしたが、ハードとミディアムではそうはいかず、特にミディアム・タイヤでの走行に苦しみました。今日は僕たちにとっていい1日だったとはいえないので、なぜ期待したような結果が得られなかったのかについて、チームとじっくり検証したいと思います。いまはテストを楽しみにしていて、マシンに新しいパーツが装着されることを待ち望んでいます。なぜなら、今日の結果は僕たちの実力を正しく反映しているとは言い切れないからです」

  • ジョリオン・パーマー(#30、R.S.16-3:予選17位、決勝13位)
    「決勝中のペースとパフォーマンスという意味では、おそらくこれまででベストなレースだったと思います。フィーリングはまずまずでしたし、摩耗に伴うタイヤの性能低下はあってもそれはコントロールできる範囲でした。入賞圏内でフィニッシュできなかったのは少し残念ですが、自分自身は満足しています。すでに用意されているアップデートキットを装着すればパフォーマンスはさらに向上するはずなので、モナコ・グランプリが楽しみです」

  • フレデリック・ヴァスール:レーシングディレクター
    「私たちにとっては難しいレースでしたが、ふたりのドライバーはチェッカードフラッグが振り下ろされるまで懸命に戦い抜いてくれました。ケヴィンはハードタイヤでの走行に苦しんでいたので戦略を切り替えるいっぽう、ジョリオンは2ストップ作戦を完璧に遂行して過去最高の成績を収めました。今日のレースはF1にとって素晴らしいものだったと思います。また、初優勝したマックス・フェルスタッペン選手には心からおめでとうと申し上げます。とりわけ今回のようにエキサイティングな形でレッドブルが表彰台の中央に戻ってきたことは、モータースポーツ界にとって好ましいことといえます」

  •  

Renault Japon OFFICIAL SNS