2017.06.19

カナダGPリポート 【F1 2017】


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  • 「モントリオールではいいレースを戦うことができ、結果も良好でした。モナコではリタイアを喫する悔しさを味わったので、再び入賞できるようになったのは喜ばしいことです。」 


    サーキット・ジル・ヴィルヌーヴで力強い走りを見せたニコ・ヒュルケンベルグはカナダGPを8位で終え、ルノー・スポールF1チームにまたもポイントをもたらしました。これまでになく意欲的な戦い振りを見せたニコは、レース終盤、7番手につけていたフェラーリのキミ・ライコネンを猛追。結局、ライコネンの1.7秒遅れでチェッカードフラッグを受けました。ジョリオン・パーマーも同様に健闘し、あと1秒でポイントに手が届く11位でフィニッシュしています。


  • ●予選で用いたピレリのウルトラソフト・タイヤ(5段階ある柔らかさのうち、もっとも柔らかいタイヤ)を履き、10番グリッドからスタートしたニコは、11周目に新品のスーパーソフト・タイヤ(同じく2番目に柔らかいタイヤ)に交換しました。

    ●16番グリッドからスタートしたジョリオンは新品のウルトラソフト・タイヤを装着。11周目にピットインすると、新しいスーパーソフト・タイヤに履き替えてゴールを目指しました。

 

 

 

 

 

 

 

  • ニコ・ヒュルケンベルグ(#27、R.S.17-02 スタート:10番グリッド、決勝:8位)
    「全体的に見て、今日のレースはとてもよかったと思います。すべてスムーズな展開でしたが、ときどき強烈な風が吹き、ストレート上でマシンが左から右に流されたのには驚きました! 何人かのドライバーがリタイアしたことに助けられたのは事実ですが、8位に入賞して4ポイントも獲得できたので、決して悪くありません。なにしろ、このコースでどんな成績が収められるか、少し心配していたくらいですから……」

    ジョリオン・パーマー(#30、R.S.17-03 スタート:15番グリッド、決勝:11位)
    「今日も11位でフィッシュし、2戦連続でもう少しでポイントに手が届くポジションを獲得しました。この結果には大いに不満が残ります。なぜなら、スタート時の大混乱で順位を落としたのに続いて、およそ60周にわたってグロージャン(ハースチーム)を抜けずに苦しんだからです。僕のほうがペースはいくぶん速かったのですが、アタックできるほど彼に接近できなかったのがその原因です。ただし、もう少し前のポジションからスタートできれば、確実にポイントを獲得できたことでしょう。今回もレースの状況は大きく改善されたほか、Q2に進出できたこともよかったと思います。いずれにしても、引き続きハードに仕事をこなしていくことが重要です」

    シリル・アビテブール マネージングディレクター
    「モントリオールではいいレースを戦うことができ、結果も良好でした。モナコではリタイアを喫する悔しさを味わったので、再び入賞できるようになったのは喜ばしいことです。今日のレースでウィリアムズ(チーム)との差を縮めることができ、シーズン半ばの夏休みを迎えるまでにコンストラクターズ・チャンピオンシップの6位が狙える展開となりました。力強いペースで走りきったニコにとってはいいレースで、今回は周回遅れになることなくフィニッシュできました。彼は集中力を途切れさせることなく、レース序盤の混乱もペナルティを受けずに潜り抜けました。同様の戦略で臨んだジョリオンは、2戦連続で11位完走を果たしています。彼にとっては予選のポジションを上げることが先決で、そうすればポイントも獲得でき、コンストラクターズ・チャンピオンシップ(チーム順位)で上位を目指すチームにもより貢献できるはずです」

 

 

 

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